当院のインプラント治療
天然歯のような自然な噛み心地を実現
インプラント治療は、インプラントと呼ばれる人工歯根(チタン製のネジ)を、歯を失った顎の骨に埋入し、その上に人工歯(被せ物)を装着して歯の機能を再現する治療法です。その技術は、50年以上もの間、世界中で研究・開発され続けています。
インプラントは、天然歯と同様に顎の骨により支えられます。そのため、入れ歯やブリッジのようにバネをかけたりする必要がないため、支えとなる他の歯への負担もありません。また、天然歯と同じようにインプラントは顎の骨の中に植わるので、自分の歯と変わらない自然な感覚で噛むことができます。他の歯医者さんで入れ歯を作られた方が、当院でインプラント治療をされることも少なくありません。
噛む動作は脳へ刺激を与えるので認知症の予防など老化防止にもつながるといわれています。
歯を失ってしまった方へ
当院では、インプラント治療の前に、患者さんご自身の歯について、癖や習慣などをヒアリングさせて頂きます。
歯を失ってしまった原因を明覚にすることが、今後、健康な口腔状態を保つために必要不可欠です。
歯周病で歯を失った方
歯を失う原因で最も多いのは「歯周病」です。歯の支えとなる歯周組織が破壊され、虫歯でなくても歯が抜けてしまいます。
75歳以上の方の平均現存歯数は10本以下とされており(※)、「歯を残す」ことは、何年経っても大きな課題です。
※ 歯科疾患実態調査|厚生労働省
インプラントの治療費
インプラント
※ 税込表記です。
CT撮影 | 11,000円 |
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3D診断料 | 27,000円~ |
SIMPLANT画像分析 | 33,000円 |
インプラント 埋入(1本) | 110,000円 |
1次手術料 | 110,000円 |
2次手術料 | 66,000円 |
静脈内鎮静 | 77,000円 |
上部構造 | 132,000円~ |
インプラント治療の流れ
治療までの準備
STEP0 事前カウンセリング
ふじの歯科ではお口全体の問題点を患者さんと必ずカウンセリングを数回おこない、同意をいただいてからインプラント 治療を開始します。噛み合わせの狂い、高さの不揃い、むし歯、歯周病など、その原因は様々です。
インプラントの長期的な成功を獲得するためには、お口全体の治療の立案が必須と考えます。歯の無くなった部分にただやみくもにインプラントを使用すれば、必ず失敗が生じます。 「なぜ歯を失ったのか?」この問題を解決しなければいけません。
STEP1 診査・診断
一般的なレントゲン撮影、歯周病の検査、歯の型取り等をおこない診査・診断のための資料とします。その後、院内の技工室にて最適なインプラントの位置、他の歯の治療の必要性について予測した模型の製作をおこないます。
診断用のワックスアップ(最終形態のリハーサル:モックアップ)を模型上でおこないます。
STEP2 歯科用コーンビームCT撮影
診断で参考にしたCT撮影用のマウスピースを装着し、歯科用CT撮影をおこないます。予測模型から安全な手術をおこなうための確定診断として、歯科用CTの撮影はとても重要です。
ふじの歯科医院では、歯科用CTを院内に設置しております。患者さんがCT撮影のためにわざわざ大学病院などに出向く必要はありません。迅速、かつ低価格で最新の情報の提供が可能です。また当院に完備されているCTは、医科用CTと比較しても約8分の1の被爆量となっており、インプラント治療の可否を安全に診断することが出来ます。
STEP3 3D画像診断(SIMPLANT)
歯科用CTの画像のみでは正確な位置にインプラントを埋め込む事は不可能です。CTデータをもとに更に3D画像分析をおこないます。骨の幅、骨の量、インプラントの長さ、隣の歯との距離、神経、血管などとの距離を精査します。
STEP4 再カウンセリング
安全な手術をおこなうための分析が出来ましたら、手術の詳細についてご説明をいたします。
治療開始
STEP5 手術開始
カウンセリングで同意を得られた治療の計画に沿って治療を開始します。
手術は、第1次手術、第2次手術の2回に分けて実施されます。
プロビジョナル・レストレーション
最初におこなう事も多いですが、仮の歯を理想的に製作し装着する治療です。
最終的な歯の位置、大きさ、長さ、色調などを時間をかけて煮詰める作業になります。
STEP6 暫間補綴
手術の段階によっては、治療期間中、一時的に歯が無い状態となります。
見た目の問題、機能的な問題を解消するために、暫間的(しばらくの間)に義歯を入れることで補います。
STEP7 最終補綴
機能的、審美的に満足をいただいた形の歯を模倣して、最終的な完成物の製作に入ります。
口腔内スキャナ(TRIOS 3)を導入
当院では、口腔内スキャナを導入しております。
複数本のインプラントについてはまだ未対応ですが、1本のインプラントにつきましては従来よりも短期間でかつ型採りの苦痛も無く最終的な上部構造の製作が可能になりました。
STEP8 リコール・メインテナンス
治療終了が終わりでなく、これからがわたしたちスタッフと患者さんのお付き合いのスタートと考えております。末永く治療の最高の結果が継続されるよう定期検診を通じメインテナンスのお手伝いをさせていただきます。
メインテナンスの重要性
定期的な来院・日々のメインテナンスを大切に
失った歯をインプラントで補うことで「食事ができる楽しさ」を取り戻せます。
インプラントの材質は、虫歯になる心配はありません。
しかし、歯周病の原因となる細菌への抵抗性は弱く、炎症の進行も速いです。
そのため、天然歯と同様に丁寧にお手入れをしなければ、インプラントも除去しなければなない状況に陥る場合があります。
天然歯もインプラントも、歯の寿命は患者さんの日々のメンテナンスに左右されます。
当院へ定期的に通院していただくことで、インプラントを長持ちさせることはもちろん、そのほかの天然歯の健康を守れるようにしましょう。